コロナ禍でも好業績!株価上昇が期待される企業を業種別にご紹介します!
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、外出を避けて仕事や遊びを自宅で行う『巣ごもり需要』が拡大している中、新しいニーズを獲得した企業の好業績が目立っています。
多くの企業が業績悪化に苦しむ状況で、なぜ売り上げを伸ばして成長を続けられるのか、理由や要因を知りたい方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、コロナ禍でも力強く成長し続けている業界・企業をご紹介していきます。
好業績の業種や企業を詳しく解説していきますので、株式投資をお考えの方は、ぜひご参考にしてください。
コロナ禍で好調の業種とは?
①医療用品・医療サービス
マスクや消毒アルコールなどの医療用品業が堅調に推移したほか、ビデオ診療などオンライサービスの需要が拡大したことで業界全体で売り上げが伸びています。
海外展開している企業では、安心安全のメイド・イン・ジャパン製のニーズが世界的に高まったことも、好調の要因となっています。
②食品・飲料
自宅で過ごす時間が増えたことから『巣ごもり需要』として飲食品業界が売り上げを伸ばしています。
外出や外食を自粛せざるを得ない中、自宅での食事にシフトする家庭も多く、家庭用の冷凍食品やお菓子の利用率が高まっています。
③ゲーム・コンテンツ制作
世界的な巣ごもり消費を追い風にゲーム機器やゲームソフト市場の活況が続いています。
趣味や娯楽が制限される中、自宅での消費を充実させる世帯が増えていることや、2020年11月に発売された新型ゲーム機の売り上げも堅調に推移しており、相乗効果で業界全体が好調を維持しています。
④物流・運送
ビルやマンションなどのゼネコン関連の運送は減ったものの、一般家庭のeコマース消費の急激な増加もあり、業界全体としては好調が続いています。今後も物流・運送業界はさらなる需要増加が見込まれており、市場規模の拡大が期待されています。
⑤システム・インテグレーター
在宅勤務、テレワークなど働く環境の変化を受けて、ITインフラの構築を手掛けるシステム・インテグレーター業界で好調な企業が増えています。
オフィスや工場に人を集めずに事業を継続させるために、自動化や遠隔操作技術などの需要がますます高まると予想されています。
業種別~コロナ禍で好業績の企業6選~
【医療】メドレー
医療分野に特化した人材派遣サービスとビデオチャットを用いたオンライン診療サービスを提供しているメドレーは、2020年第3四半期決算で、売上総利益が前年比46%増を記録した、急成長しているベンチャー企業です。
好調の背景として、感染対策の一環として通院を控える人が増えた中、オンライン診療サービスの利用医療機関が4倍に増えたことで大幅な増収となりました。
【飲食】カルビー
ポテトチップスやじゃがりこでお馴染みのカルビーは、家庭でのお菓子需要の高まりを受け、2020年3月期連結決算の売上高が前年比2.9%増となりました。
またアメリカや中国の製菓会社を買収、EC販売活動を強化した影響で、海外売上高は前期比12%と堅調な成長率を推移しています。
【趣味・娯楽】任天堂
ゲームソフト『あつまれどうぶつの森』が大ヒットになっていることや、ニンテンドースイッチの販売も好調なことを要因に、去年12月までの9か月間決算で最終利益が過去最高の3700億円余りになりました。
ゲーム機器やソフトの売り上げは現在も伸びているほか、世界的な巣ごもり需要も続いていることから、今後も好業績が見込まれます。
【物流・運送】SGホールディングス
佐川急便で知られるSGホールディングスは、個人向け宅配が急伸したことやネット通販大手Amazonとの取引量を増加させ、純利益372億円で前年比69.9%増を記録しました。
売上高はヤマトホールディングスに劣りますが、純利益では2.6倍と収益性の高さが際立っています。
【システム・インテグレーター】オービック
オービックは中小企業向けERP『奉行シリーズ』を提供している企業です。コロナ禍で老朽化した既存のシステムを最新型へソフトへアップグレードする企業の需要を受け、27期連続で業績を伸ばしています。
営業から開発、サポートまで一気通貫で完遂するため利益率が高いことが特徴で、今後も安定した成長が見込まれます。
【まとめ】リスクを理解した上で株式投資をしよう!
コロナショックを期に投資デビューをしたい、あるいは既にはじめた方も多いと思いますが、株式投資は利益がでる時もあれば、負けてしまい損失がでる場合もあります。
今回ご紹介した業種や企業が好業績だからといって、株価が必ず上がるわけではありません。 正しい知識を身につけて、適切な情報を元に運用することで、はじめて勝てる投資家になれます。
リスク分散と資金管理を徹底して、市場から退場しない、勝てる投資家を目指しましょう!