日経平均だけじゃなく、TOPIXもチェックしよう
日本の代表的な株価指数といえば多くの方は日経平均株価を思い浮かべるのではないでしょうか?
テレビニュースや新聞でも日経平均株価が取り上げられることが多いためでしょう。
しかし、日経平均株価だけではなく、日本の代表的な株価指数の中にはTOPIXというものがあることを皆さんご存知でしょうか?
株式取引を行うのであれば日経平均株価だけでなくTOPIXについてもしっかり確認する必要があります。
そこで今回はTOPIXについてわかりやすく説明をしますのでぜひ参考にしてください。
TOPIXとは?
TOPIXとは、東証株価指数の愛称です。TOPIXは、東京証券取引所一部に上場している全銘柄が対象の株価指数になります。
現在、東京証券取引所一部に上場している銘柄は2,194社です。(2021年2月末日時点)
代表的な株価指数である日経平均株価は、東京証券取引所一部に上場している銘柄のうち225社を対象にしています。
TOPIXは、東京証券取引所一部に上場している銘柄全てを対象にしていますので日経平均株価よりも全体の値動きを表しているといわれている株価指数です。
現に、投資信託に組み込まれている株価指数は日経平均株価よりもTOPIXのほうが多くなっています。
では、このTOPIXにはどのような特徴があるのでしょうか?
TOPIXの特徴とは?
TOPIXは、東京証券取引所一部に上場している全ての企業の時価総額をもとに算出している株価指数です。
それに対し日経平均株価は、株価の単純平均をベースに算出しています。
TOPIXは、時価総額をもとに算出しているので、時価総額が大きい企業の株価に影響されやすいです。
一方、日経平均株価は、株価の単純平均をベースに算出しているので株価の高い企業の動向に左右されやすくなっています。
また、先程も説明しましたが日経平均株価は、わずか225社の平均に対しTOPIXは東京証券取引所一部の全企業を対象にしているため市場全体の値動きを表しているといわれています。
そのため、日経平均株価と比較したときにより全体相場の動きを反映しやすい体感株価に近いのはTOPIXだといえるでしょう。
【まとめ】
日本の代表的な株価指数といえば、多くの方は日経平均株価を思い浮かべると思いますが、市場全体の値動きを表すTOPIXも後に重要な株価指数になります。
株式投資を行う上で市場全体の流れを掴む事は非常に重要になりますので、ぜひ株式投資を行う際はTOPIXにも注目していただければ幸いです。