株式投資で成功する資金管理術とは?
株式投資において、非常に重要だと言われる資金管理能力ですが、普段あまり意識していないという人も多いのではないでしょうか。
株取引では価格変動により資金を減らす恐れや、最悪の場合、投資金の全てを失うこともあります。そういったリスクから資産を守るために必須となるのが、資金管理術です。
本記事では、株式市場から追い出されない、成果が出る、成功するための資金管理術をご紹介します。 これから株取引を始める方や実際に運用している方は、必ず参考になる情報ですので、ぜひご一読ください。
資金管理とは何か
資金管理とは、投資金の使い過ぎを防ぎ、損失を最小限に抑える管理方法のことを指します。
株式投資は、株価の変動による利益や損失を出しながら運用して、トータルでプラス収益を目指す投資方法なので、自己資金の管理を徹底していない投資家は、往々にして市場から退場させられます。
投資をする際の銘柄選びや、市場動向の把握はもちろん重要ですが、まずは大きな損失を出さないように自分なりの資金管理ルールを設定・制作する必要があります。
成功する資金管理術
①資金を守ることを重視する
株式投資を資産を増やすことを目的とした投資方法ですが、まずは稼ぐことよりも、投資金を守ることを重視すべきです。投資には、小さく稼いで大きく損失を出す、コツコツドカンという言葉がありますが、予め投資金を守ることを第一として、損切りラインを設定しておくことで大きな損失を防ぐことができます。
一般的に、損失が総運用資金の2%を超えたら損切りすべきだと言われていますので、100万円で投資を始めた場合は、2万円以上の損失となったら切る必要があります。
投資初心者にありがちな失敗として、損失を出したくないという心理から、株を保有し続けてしまうことが挙げられます。
また、失った資金を取り返そうとリスクの高い投資に手を出してしまい、結果全ての資金を失ってしまう人は少なくありません。
そういった事態を招かない為には、常に平常心を保ち、自分の決めた資金管理ルールを徹底する必要があります。
②投資銘柄を限定する
株式市場と始めて間もない初心者は、有名企業や今後伸びると言われているベンチャー企業など、よく知りもしない銘柄を見境なく買いたくなる人も多いのではないでしょうか。
あれも、これもと株を購入してしまうと自己資金に対する投資割合が高くなり、それだけ資産を失うリスクも上昇してしまいます。
始めのうちは、自分の中で購入したい銘柄を、根拠や理由により順位付けして、期待値の高いものに限定して投資を行うことで資金管理が容易になります。
株式投資は貯金額から生活費を除いた余剰資金から捻出しよう!
株取引は価格変動により、投資した元本を割ってしまうリスクがあります。そのため、投資に使用するお金は貯金額から生活費を除いた余剰資金から捻出すると良いでしょう。
勝ちたいという欲や負けたくないという恐怖心は、投資家の判断力を鈍らせる最大の要因なので、無理のない資金計画の範囲内で投資をすることが、勝ちに近づく第一歩となります。
最後に、繰り返しになりますが、株式投資では自分が定めた資金管理ルールを必ず守り、損失を最小限に抑えることを肝に銘じるようにしてください。